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幾世紀もの時の旅人

2006年10月21日

 沖縄独自の銘酒、泡盛のルーツを探ると、古来より琉球の島々で祭事に用いられていた原酒の酒「シゲチ酒」と15世紀にアジアより到来した南蛮酒の融合が、その起源だと言われています。琉球王朝が栄え、この貴重な舶来の酒と古代のシゲチ酒の製法が複合し、新たに生れたのが、琉球ならではの味を醸し出す、泡盛だったのです。


  伝統的に継承されてきた泡盛の製法に従って、今でも泡盛の原料にはタイ産の米が使われていますが、ここにもアジアと琉球をつなぐ歴史の1ページを垣間見ることができます。中でも、沖縄独特の酒造法として注目すべきは、泡盛をカメにねかせて、じっくりと熟成の時を待つ、古酒づくり。幾世紀もの歴史に育まれ、静かに円熟の年月を刻んできた泡盛の神髄は、今も久米島の久米仙に受け継がれ、豊潤で清冽な美酒の味わいを皆様に届け続けています。

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